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第23話 三田の水道水は兵庫県から8割も買っている?

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三田に水道が設置されたのは昭和12年のことです。

昭和12年三田では有馬高校近くに「古城(ふるしろ)浄水場」が完成しました。

この場所に戦国時代お城があったことが名前の由来です。

その後三田市内の浄水場は高平と母子の3か所に設置されて今日に至っています。

古城浄水場からは主に三田市旧市街地、フラワータウンに水道水が送られています。

 

さて第13話でお話ししましたように昭和63年に兵庫県が青野ダムを完成させましたがその2年前の昭和61年に兵庫県は武庫川の西野上に三田浄水場を完成させました。

この兵庫県三田浄水場は三田市、神戸市、丹波篠山市など近郊都市に水道水を供給しています。

 

そして三田で使用している水道水の8割は兵庫県三田浄水場で作られた水を買い入れて三田市内に配給しているのです。

三田では青野ダムが出来たお陰で洪水も渇水もなくなりましたが三田市としては水道代を支払って兵庫県を頼っているのです。