三田の北端にある母子大池は人工の池としては青野ダムの
千丈寺湖に次いで2番目の大きさですがため池としては三田で最大です。
母子大池は標高400mにありますが目的は母子地区の田畑のためではなく
もっと南にある広野地区の田畑のために作られたものです。
工事は江戸時代に始まったと言われていますが難工事で失敗もあり完成したのは大正8年のことです。
江戸時代には失敗の責任をとって切腹した侍がいたとか。
母子大池の水は青野川に注ぎサイフォンを活用して広野地区に送られています。
自然豊かで散策路もありまた紅葉も素晴らしい母子大池は一人静かに
考え事をする場所としては最適なですので是非お出かけください。
美しい野鳥の「かわせみ」にも会えるかもしれません。
途中にある紅葉とせせらぎの道も楽しめます。
また途中には尼が修行をしたという「尼ん滝」もありますので寄り道もお薦めですが
この道は狭いので脱輪しないように注意ください。
写真は母子大池の水を広野地区に送っているサイフォンです。

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