明治8年に三田藩士の家系として屋敷町に生まれた彫刻家「天岡均一」は
東京美術学校で高村光雲に師事した著名な彫刻家です。
生家は三田市屋敷町カトリック教会のすぐ下にありました。
彼の作品は残念ながら太平洋戦争の金属供出で消失したものが多いのですが
大正4年に製作された大阪北浜堺筋の難波橋にある4体のライオン石像は
石であったために供出を免れ今も凛として存在しており大阪を見守っています。
令和6年5月8日~7月8日まで大阪歴史博物館で天岡均一展が開催されています。
是非立ち寄って三田生まれの彫刻家が残した芸術の足跡を辿ってみてください。
尚、難波橋はライオン像に因んでライオン橋とも呼ばれています。
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