今から36年前の昭和63年に兵庫県により武庫川の支流である「青野川」に青野ダム(千丈寺湖)が完成しました。
三田は昔から洪水と渇水に悩まされてきましたが青野ダムが完成したことにより
武庫川の水量調整が可能となりこれらの悩みは解消したことは画期的なことでした。
しかし青野ダムが完成するまでは地元の反対運動もあり大きな難関があったのです。
昭和42年に基本計画が承認されたものの結果的に完成まで21年かかりました。
そして結果的に青野ダムの湖底には87戸の農家が沈むことになりました。
現在三田市民が洪水や渇水に悩むことが無くなった背景には永くその地に住んでいた
87戸の農民の移転という苦渋の選択と犠牲があったことを忘れてはなりません。
写真は最近アウトドアのレジャー活用で期待されている青野ダムと千丈寺湖の全景です。
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