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第38話 賑わった三田の誓文払(せいもんばらい)ってどんなん?

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江戸時代から明治はにかけて三田城下では年末に盛大に賑やかに誓文払いが行われていました。

その中心地はいまの本町界隈でした。

誓文払いの意味はいつも儲けている商人が「今日は儲けません・損をして商売をします」

「そのことを誓います」という意味から来ているそうです。

誓文払いはその後年末大売り出しに繋がって行ったと思われます。

現在「あきんど祭」という名前で開催されているイベントもその流れでしょうか。

 

武ちゃんはニュータウンが出来てから三田に来たので誓文払いを見たことはないのですが、先人たちが書いた本を読むと、東京上野のアメ横くらい人が集まって肩と肩がぶつかって歩けなかったと言いますから今の静かな本町から全く想像が出来ません。

当時交通網も発達していなかったのに人々は有馬郡だけでなく多紀郡、美嚢郡、川辺郡からも来ていたといいます。

人々は朝早くからお金を握りしめて徒歩で?やってきて買い物を楽しんだそうです。

 

明治32年に武庫川の対岸に鉄道が出来てからめっきり人通りが減った今の本町から

想像もできませんがどんなに大変な人混みだったのか一目見たかったですね。